事例紹介4 糸魚川市高齢者自殺予防対策の取組
糸魚川市高齢者自殺予防対策の取組
「少なくとも、自分たちが関わる高齢者には自殺をさせない。」
新潟県糸魚川市ではそんな福祉関係者の思いから、高齢者の自殺対策を重点に事業を展開しています。
糸魚川市の自殺率は新潟県内でも上位にあり、高齢者の自殺者が多いのが特徴です。健康増進計画「健康いといがわ21」の目標のひとつとしても自殺者の減少を掲げています。
【取組の内容】
(1) 自殺・うつ病予防に関する福祉関係職員研修の実施
マオリ文化 - 痛み
自殺の誘引となるうつ病の早期発見と個別ケアに携わる人材育成を目的に、研修会を実施しました。事前に行った関係施設職員へのアンケートでは、現場で高齢者の自殺に関わったことがある人は約4割、うつ傾向の高齢者の対応で困った人は6割という現状でした。そこで、内容をうつ病の基礎知識と対応方法を中心とした講義と、ロールプレイ・事例検討とし、即実務に活かせるよう工夫しました(2か年で参加者149人であり、対象者の約半数)。
今後も、高齢者に対応する職員のスキルアップのため、事例検討会を継続する予定です。
(2) 糸魚川市版「高齢者うつ病対応マニュアル」の作成
セビアうつ病
上記研修会の参加者からメンバーを選定し、マニュアル作成委員会を設置。実務者レベルで、高齢者に対応する職員に必要な基礎知識と、一次・二次アセスメントをいつ・誰が・どのように行うかを、具体的な内容としてまとめました。この検討過程を通して、さらに保健・福祉分野の役割分担が明確となり、スムーズな連携が可能となりました。
(3) 自殺予防に関する普及啓発活動
子供の肥満とテレビ視聴の雑誌
ゲートキーパーの養成を目的にした民生委員への出前講座のほか、うつ病予防をテーマとした老人クラブなどへの健康講話を実施しています。啓発用には、自己チェックが可能なように基本チェックリスト項目を盛り込んだリーフレットを配布しています。
〈マニュアル〉
〈チェックリスト〉
糸魚川市Webサイト(マニュアルの詳細がご覧いただけます。)
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糸魚川市市民生活部健康増進課
電話番号 025-552-1511(代)
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